幼少期より実業家であり、茶人であり、美術品収集家である祖父、畠山一清の集めた芸術品に囲まれて育ち、審美眼を養い、絵を描く父親から色彩に対して大きな影響を受け、色彩感覚を身に付ける。
女子美術大学を卒業後、グラフィックデザイナーとして資生堂ブティック “The Ginza”に勤務。
後に渡英してロンドンチェルシースクールオブアートにてインテリアデザインを学ぶ。
国際結婚を機にイギリス西南の海辺の町プールに移り、自然溢れる土地でガーデニングを始め、花と植物の美しさに心惹かれ、花と関わりを持つ人生を送りたいと思い始める。イギリス式のフラワーアレンジメントをNAFAS(National Association of Flower Arrangement Societies) の元習得して、ロンドンに戻り、フラワーアレンジメント教室を始める傍ら, Zita Elzeを始め、著名なフローリストのイベントなどを手伝い始める。
後にロンドン郊外リッチモンドの美しい自然に囲まれたセレブに大人気である“ピーターシャムナーサーリーズ”の専属フローリストを務める。ガーデナーが育てた四季折々の花々を使ってミシェランスターのレストラン、結婚式、イベントの装花、植栽、ワークショプ等を手掛ける。時には野菜の花や野生に咲く花など、常にその季節に咲くユニークな素材とイギリス式アレンジメントをミックスすることにより、独自のスタイルを築きあげる。イギリスの極上の贅沢とされる、控えめだが、良質の本物志向を貴ぶ人々と仕事ができたことは掛け替えのない貴重な経験となって、“自然でドラマティック”なスタイルの基盤を作り、現在に至る。
母の介護を機に2021年秋に帰国。現在、イングリッシュガーデナー、イングリッシュフラワーアレンジメントのフローリストとして、株式会社日比谷花壇に所属。